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白T好きが本気で白Tを作ってみました!


まずは、私が白Tを自ら製作するに至った背景を共有させて下さい。
真っ白でシンプルな服なのに、着る人によって全然雰囲気が違ってくる(要はそれぞれの個性が出やすい)"白T"が好きで、いつかは自分でブランドを立ち上げたいと思いながらも早3年くらいが経ちました。

なぜ今始めようかと思ったか。
このコロナ渦で、国内のアパレル関係の縫製工場の経営難や、世界の原料農家の生活を考えると、企業の規模ではなく個人販売のレベルでも、アパレル業界を盛り上げる事に何かしら貢献できる事があるのではないか?と考えました。

また、"Sustainableなモノづくり"というものを本業の消費財メーカーだけでなく、ライフワークとして取り組んでいきたいと思っておりました。

大量生産大量消費のアパレル業界の問題は悲惨で、実際に年間で大量の廃棄が発生しており、そんな中企業からは発注がかかり続けるので、工場の労働者、農家の方々は報われませんし、人的にも農業的にも疲弊していく形となります。

今やクラウドファンディング等の資金調達で、個人が簡単に洋服などの製品を作ることができます。上記の様な企業のモノづくりの方法に疑問を呈する事が出来るのは、強い個だと思っています。

企業の機械的な大量生産の製品クオリティーに劣らないくらい、原料素材にこだわり、デザインや縫製方法にもこだわり、少しでも大切に長く快適に着て頂けるモノづくりをしていきながら、原料調達の観点でも、働き方の観点でも"Sustainableなモノづくり"というものを追求していきたいと思いました。

また2020年6月から、本業での部署異動で資材購買を担当する事になったので、この本業のノウハウを白T作りに何かしら活かせるのではないかと思ったのも後押しとなりました。

そんなわけで、人生で初めて服作りに挑戦しました。

まずは縫製工場様数社に直談判から始まりました。
基本的には普段企業を相手にビジネスを行う工場ですので、勿論個人なんてあまり相手にしてくれないだろう…と諦めかけていた頃、一社だけ親身に話を聞いて頂ける縫製工場様と出会いました。
幸い、無事、白T製作が始まることとなりました。

アパレルの専門知識は皆無で、右も左も分からない状態から始まりましたが、縫製工場の方々、生地の商社の方々にご指導を頂きながら、生地の選定、デザイン、パターニングをさせて頂きまして、いくつもサンプルを作りながら微調整を繰り返し、なんとか完成まで辿り着きました。

ブランド名には、まずは白Tがメインになりますので、フランス語で"白"を表すblancと、商品を手に取って頂く方、製品作りに関わる方々へ向けた"for" を合わせてみました。

blancは英語のblank(余白)とも掛けていて、まだ未解決のコトに対して手を挙げ、立ちあがろうというメッセージがあります。

あとは、show one's pearly whites for〜
という英語は、〜に笑顔を見せる という意味があります。Blanc for というブランドを通じて、少しでも笑顔が増えれば良いなぁという事も考えています。 

長くなってしまいましたが…
多くの方に手に取って頂き、沢山のご意見を頂きながらさらに進化をしていけたら幸いです。

よろしくお願いします!